22歳☺︎一目惚れ《わたしの100年》

いよいよ大学4年生。
みんな将来について真剣に考えていた時期。
この年は就職氷河期と呼ばれていて、
一般企業を100社落ちるなんてザラにあった。
でも保育系は求人がなくなることもなかった、ありがたい。


場所を定めて、まずは行けるところの実習は全部行った。
でもしっくりこないな〜って思っていたら、ある保育園と出会う。
思い出は・・・まず、場所がわからない。
ナビはここを指しているけど、こんな山の中に保育園とかあったっけ?
やっと着いて、門を開けると・・・


「うわ〜・・・」


今でもはっきりと覚えている。
広い広い園庭、固定遊具はなくて、自然の中でこどもたちが走り回っている。
保育室は全面ガラス張りで、吹き抜けのテラス。
もう、一目惚れだった。


すぐに履歴書を出して、試験を受け無事合格!
きっと私はここで素敵な先生になるんだー!
って心が弾んでいた。


ここで働いてどれだけ苦労するかも知らなかった。
天使だと思っていた子どもに泣かされるとも思ってなかった。
何度辞めようと思ったか分からない。
それでも、9年続けるなんてもっと夢にも思わない。



#未来の自分に届いて欲しい
#自分史

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2 件のコメント

  • 物語の扉が開いたような文面

    趣旨とはズレるかもしれませんが
    めっちゃ文章スキル高くなってますよね

    凄いですこの企画

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