こんにちは、スタバのコーヒーとチョコレートスコーンが食べたいhachiです☺︎
今回は、子どもの絵について。絵に発達があることを知っていますか?この発達は住んでいる国、障がい関係なく、人類が辿っていくものなんです。知ることで、子どもの絵がより愛おしく思えます。
絵のはじまり(1歳ころ)
歩き始めが絵を描く合図!初めてペンを握ると、振り回し、紙に打ち付ける行為が生まれます。私の存在を示す最初のしるし。
往復線(1歳3ヶ月〜5ヶ月)
肩を支点として腕を半径とする往復線。自分の手がコントロールできるようになってきました。
グルグル丸のはじまり(1歳半ころ)
肩と肘が自由になることで、2つを視点とした動きができるようになる。往復線の中から丸が見え始める。
グルグル丸(2歳ころ)
グルグル丸は絵の笑顔、塗りつぶしは絵の泣き顔。と言われています。手の機能だけでなく、気持ちを拡げる行為でもあります。
閉じた丸(2歳後半ころ)
大きな節目!と目の動きが結びついて、はじめと終わりのある「閉じた丸」が描けるようになります。生活の中でも「もうすぐご飯だから片付けよう」と見通しが持てるようになると、丸が閉じるようになります。子どもにとって、絵と生活の成長は結びついているんです。
丸のファンファーレ(3歳前半ころ)
イメージがどんどん広がっていく時期。一つの絵の中に「お母さん」「お父さん」「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」・・・のつもりで描くようになる。
豊かな絵の代表!保育園で子どもがファンファーレを書いたら「ファンファーレだ!」と保護者をはじめ、職員みんなに見せて回っています(笑)
顔の時代(3歳後半)
丸のファンファーレで思いを伝える喜びを知った子どもたち。顔が出てくるようになると、友だち関係もどんどん広がっていきます。
頭足人の世界(4歳ころ)
子どもは、身体の胴よりも先に手や足を先に認識するので、絵も手や足から描いていく。「OOちゃんと一緒に遊んだとー」と楽しかったことが伝わってきます。
カタログ期(4〜5歳ころ)
配置を考えずに、好きな場所に好きな形を描いていく。表現は羅列的でも、お話を聞くことで一つひとつの絵が繋がっていることがわかります。
基底線(5・6歳ころ)
構成をまとめ上げる1本の線、これが基底線です。ここは地面、ここは空と画面に構成が生まれます。この線が出てくることで、絵の世界がどんと広がります。絵でお話しできる段階に入るのです。
絵が教えてくれる
0歳〜5歳の子どもたちは、文字の前段階である絵で気持ちを表現しています。そのため、絵を見るとその子の心情が見えてきます。
塗りつぶし、ぐちゃぐちゃに描く→お母さんとケンカしたのかな?イライラしてケガが増えるかもしれない。今日はゆっくり少人数で関わろう
ファンファーレ、すっきりした絵→調子いいな♪友だちの名前が出てきたから、パン屋さんごっこを提案して、関わりを広げよう。
など・・・絵からヒントが貰えます。
ごはんを食べることのように絵を描こう!
子どもが描く時間を大切にしたい。そして、「形を教えない」ことです。
「丸ってこうやって描くんだよ」
と形を教えなくても、自然と紹介した流れで発達していきます。形を教えるよりも、自分で生み出した丸を一緒に喜んであげましょう。お話をたっぷり聞いてあげましょう。言葉の力、伝える力に繋がります。
絵は聞くもの
子どもが描いた絵を「聞く」ことを大切にしています。
子(絵を描く)
保育士「この丸はなーに?」
子「ママ!」
保育士「ママ何してるの?」
子「トントンってお料理してるの」
保育士「そうなんだ!ステキな絵だね」
このように、絵を聞くと子どもがイメージを膨らませてお話をはじめます。描いているときは集中しているので、見守る。また、塗りつぶしたり、ぐちゃぐちゃの絵は、あえて何も聞かないこともあります。
おわりに
どうでしたか?子どもの絵は国を超え、障がいを超えて、このように発達していくのです。そして、どんな絵も意味があることを教えてくれます。「落書き」と思っていた絵も愛おしく思えてきませんか?☺︎
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すごーーー!参考になります!!^ ^
何よりです☺︎!
いつかハッシュさんのお子さんの絵も見たいです♪