母が自発的に検温するようになった。疫病予防に努める意識が高まっている。
ここ最近は食料などの買い出しを、コンビニで済ますことが増えた。短時間で買い物を終えたいからである。品数はスーパーよりも少ないが、そのぶん目的のものにたどりつくのも早い。同種のものを複数比較する(主に価格だが)という手間が減る。滞在時間も短縮できる。ヒットアンドアウェイというか、タッチアンドゴーというか、買い物はそういうスタイルをこころがけるようになった。
昨日、予期せぬことが起きた。最寄りのコンビニ(約3キロ離れているが)でのことである。客が少ないのを確認して入店した。もやしとバナナを持ってレジ待ちをする。私の前でちょうど2つのレジが埋まっていた。右のレジでは客が持ち込んだ大量の払い込み用紙を処理している。左のレジでは、これまた大量の缶ビールとつまみをさばいている。
後ろで3人程度が集まって、井戸端会議をしていた。それが気になったが、距離は2メートル以上離れているのを確認していた。けっこうな時間、せまい通路で待たされる。すっと人影が私の右脇をすり抜けた。少々驚く。その人物は不意にこちらを振り向いて、なかなかの至近距離で声を張り上げた。私の後方を見ながら。その口元にマスクはない。
〈いいかげんにしろ〉
思わず強い視線を送ってしまった。その人物は店の制服を着ていた。背後で話し込んでいたうちのひとりだった。先週あたりからレジカウンターに、飛沫防止の透明のビニールシートが吊り下げられている。それでも店員各々で、危機意識に差があるのかもしれない。客にマスクをしてきてくれと要望する店もあるのだが。
帰り道で怒りにも似た感情が渦巻く。バイクに乗っていた。しばらく風に当たったからだろうか。もしかしてあの店、従業員用のマスクが不足しているのかと、ふと思った。あるいはそれぞれのマスクは、店員の私物かとも考えた。私も残り少なくなってきたマスクを除菌しながら、3日程度は使っている。すべての勤務時間、緊張しつづけるのも難しいだろう。この状況でも営業を続けているのはありがたい。
ウィズコロナの時間は、人々にお互いさまの意識が求められる。アフターコロナよ、早く来てくれ。準備しておくぞ。
意識の差がかなりあるようにおもえますよねぇ
だから開いているパチンコ店が満員だったりするんでしょうね…
早くこの状況から抜け出したい、だからがんばるしかないのに
って思ます
ほんとうに非常事態なんだなという実感が増していく思いです。気がつくとストレスがたまっています。時には外部情報も遮断して、よく休むことも必要ですね。
一人一人の意識って大事というのが前提で、
帰り道での別の見方。。
うんうん、とうなずきながら拝見いたしました。
はよコロナ去れ~
平時であれば、まったく意に介さないことで腹立たしくなっている自分に、ちょっとショックです。寝てしまうか、読書に没頭するか、等々。そんなふうに今は対処しています。