雨の道
コメント 4件きのうは雨のいちにちだった。髪の毛が伸び放題になっていたので、理髪店に行った。9時の開店からわずかに過ぎたころに着いたが、店員から昼の12時の受付になると言われた。扉は開放されたままにされ、2人ずつお客を中に入れるという…
きのうは雨のいちにちだった。髪の毛が伸び放題になっていたので、理髪店に行った。9時の開店からわずかに過ぎたころに着いたが、店員から昼の12時の受付になると言われた。扉は開放されたままにされ、2人ずつお客を中に入れるという…
もう5、6年前になろうか。馬に乗る機会があった。当時勤めていた職場に、乗馬体験のチケットがまわってきたことがある。近隣の乗馬クラブが配ったもので、複数枚の券が職員室の壁に画びょうでとめられているのを目にした。しばらくの間…
ただ単に私が情報弱者だっただけかもしれないが、R0という記号初めて知った。病原菌の基本最生産数を表し、アールノートと呼ぶ。イタリアの小説家、パオロ・ジョルダーノの『コロナの時代の僕ら』というエッセイを読んで分かった。 R…
読書に割ける時間は増えたが、どうにも集中できない時がある。これは平時でもあったことだが、コロナ禍の今は、常に不安がどこかにある。 では明るい内容の物語を読めば、ひとときでも今を忘れて、没頭できるかといえば、そうでもない。…
母が自発的に検温するようになった。疫病予防に努める意識が高まっている。 ここ最近は食料などの買い出しを、コンビニで済ますことが増えた。短時間で買い物を終えたいからである。品数はスーパーよりも少ないが、そのぶん目的のものに…
なかば隠者のように生活している。まるで見えない暗殺者が徘徊しているような巷である。手を水にさらす機会が増えて、手荒れでひりひりしている。 4月6日から母をデイサービスに送り出すのを控えている。本人は楽しみにしているので心…
いずれ輪廻に還るのか。あるいは涅槃(ニルヴァーナ)に至るのか。宇宙、銀河、地球、日本、私。すべてつながっていると、わかっていても、わかっているつもりでも、そういう悠久の営みを思っても、背中に迫ってくるようなコロナ禍に怖れ…
3/24の朝刊で、三木卓の寄稿文が目に留まった。寝転がって手持ち性に優れた新書判の本などを読んで過ごしているという。若い人の書いた面白い本に出会うと、歳を忘れてのめり込み、それがなかなか魅力的な時間だとしている。 三木は…
昨夜はさほどに寒くはなかった。一週間ぶりにバイクに乗った。深夜だったので、家々の灯りもまばらである。不思議なことかもしれないが、バイクという乗りものは、独りでも寂しさを覚えない。相棒(バディ)だからか。とりあえず走ってし…
「遺影は大切なものだから」 少し前にテレビでそういう声を聞いた。 最近、休日になるとだらだら過ごしがちである。今一つ気力がわかない。ここ数日、たまたまテレビで見た遺影は大事なものだからと語る少年の姿が気になっていた。 2…