シンクロするには与えてもらうだけではなく

100のチャレンジで、バイク操縦技能とメンテ技術の向上を上げている。双方合わせて100になればと考えている。

現在、行っているのはブリッピングシフトダウン。なんのことやらわからない方も多かろう。できるだけわかりやすく簡潔に解説する。四輪車のマニュアル免許を所持している方はイメージしやすいと思う。

走行中にシフトダウン、つまり高いギヤから低いギヤに下げると、エンジン回転数が上がって乗り手の下腹のほうにぐ~っとショックが来る……(この表現で伝わるかな?)。たぶんエンジンにもあまりよろしくないような気がする。人間が不快に感じる事態だから。

それをシフトダウンと同時にアクセルを吹かし、エンジン回転数を上げることで、バイクの挙動を滑らかにするのがブリッピングシフトダウンと呼ばれている。

もう一つ意識し始めた技能がある。これは名前があるのかどうかわからない技である。「技」と表現するのが少々恥ずかしいがおつきあい願いたい。バイクは、またがって足をかけるための棒状の部品が左右に突き出ている。ステップと呼ぶ。このステップを踏んで両の膝でボディを絞めるのが、基本的なライディングスタイルになる。

左右に曲がる時、膝とステップを意識するようになった。左に曲がる際は、右膝と左ステップへの入力、右に曲がる際は左膝と右ステップへの入力というふうに。乗馬で左の腹を蹴れば左に曲がり、右の腹を蹴れば右にというイメージに近いか。

意識して行うだけで、バイクに自分が応えている実感が湧いてくる。バイクがパワーを体感させてくれても、それだけではただ乗せてもらっているだけになってしまう。乗り手もその性能に見合った技量を身につけるべきだと考えるようになった。ただここはあくまで自分なりにである。楽しいライドが目的だから。

与えてもらうだけではなく、俺も乗りこなすぜ、と意識するだけで見える世界が変わってくる。

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